Exhibition Footprint:artdish g

〒162-0805 東京都新宿区矢来町107 [地図]
tel: 03-3269-7289 fax: 03-3269-7289
休廊: 月
url: http://www.artdish.co.jp/
イメージ 展示名 開催期間 概要
鈴木諒一「リバー・フィールド」 2013年6月29日~2013年6月29日 本展では既存の物語りとそれを志向する自己の関係性にアプローチし、その所作から新たな表出をうみだすべく 作品制作に携わる鈴木による写真作品と、映像インスタレーションとして発表いたします。 神楽坂の地では本展が最後となるartdishの空間のすべてを使用し、壁以外のあらゆるものを取り除いた店内にて、 新旧織り交ぜた作品を再構築しながら試みるものです。 流れいく過去の時間、まだ見ぬ訪れ来る時間を鈴木作品と共に、ご一緒していただけたら幸いです。
鈴木諒一「リバー・フィールド」 2013年5月13日~2013年5月23日 本展では既存の物語りとそれを志向する自己の関係性にアプローチし、その所作から新たな表出をうみだすべく 作品制作に携わる鈴木による写真作品と、映像インスタレーションとして発表いたします。 神楽坂の地では本展が最後となるartdishの空間のすべてを使用し、壁以外のあらゆるものを取り除いた店内にて、 新旧織り交ぜた作品を再構築しながら試みるものです。 流れいく過去の時間、まだ見ぬ訪れ来る時間を鈴木作品と共に、ご一緒していただけたら幸いです。
上村一夫原画展「花の輪廻」 2013年3月19日~2013年4月21日 生涯女を描き続けた漫画家・上村一夫の1975年の作品『悪の華』(原作:岡崎英生)が 昨年10月”まんだらけ”から復刻された。現代に投下された上村エロスの放つ禁断の美しさ。 本展ではその迫力の生原稿や挿絵画家としても多くの作品を残した上村一夫のエロティックな原画の他、 盟友でもあった演出家・久世光彦に贈った究極の一枚も特別に公開いたします。 そして、新しい試みとしてコラージュアーティスト・河村康輔が上村一夫の世界を大胆にコラージュ! 異次元のエロスを展開します。 龍天に登る、朧げで美しくも強い季節。上村一夫の線をお楽しみください。
中平穂積写真展「中平穂積とDIGとDUG」 2012年12月14日~2013年1月30日 「ジャズミュージシャンの写真を撮り続けて51年、多くのジャズジャイアンツ達は今の世を去ってしましました。artdishでの第2回展は未発表のプライベートなプリントもまじえ、JAZZとの出逢いに感謝をしたい。中平穂積」
「まれな石および娘の要素」秦雅則、村越としや、渡邊聖子写真展 2012年11月1日~2012年11月30日 <APRESS>私達は、2012年8月にartdishを基盤とした"APRESS"という出版部門を立ち上げました。"APRESS"は写真作品を扱うことを中心としたartpressであり、私達の見ている写真に纏わる様々な要素を今一度、明確に可視化するための媒体です。企画を秦雅則、編集を三木義一、総括を沢渡麻知により、お贈りします。<underAseries>"APRESS"最初の企画。作家とともに出版物の内容を考え、作家にとって最も繊細で重要な部分を本として残していきます。関わる作家は、写真を扱う作家のみとなりますが、写真集という形には拘らず様々な要素を取り入れて一つの本を作っていきます。その本を制作する作業は目の前と頭の中を、そして、作家と鑑賞者とを丁寧に繋げていくというようなものになるでしょう。
松本力「左様ならGo(o)dbye」 2012年9月15日~2012年10月14日 「左様ならGo(o)dbye」 意志と記述のあいだに感情がある ぼくとことばのあいだに絵がある おもうからかくか かくからおもうか 心の秘密をうつす 描いてきた絵は未分化のまま置き去りにされる 絵を描いた時の感情はぼくとことばのあいだにいつもうかぶ 心の道程に置かれおわりからのはじまりを示す さような時間をもって絵をアニメーションということばにした さような日常のなかでことばは絵という感情を観ようとした 一枚の紙の上に心の秘密をうつすこと 記述された意志によって感情が生まれそれを観るなら 描いたことばは絵によって絵はことばによってお互いを観るなら 誰かがまなざしをくれるときだけそれを知る ことばはことばにすぎないがどこにもない絵があることの影として置かれる ふたたび日常の中で他者の中で意志を見いだすことができたなら さようなわけでサイコロと共に絵とことばをうつす さようならばアーディッシュと共に絵とことばをみる 絵かき/映像(アニメーション)作家・松本力
秦雅則 写真展「人間にはつかえない言葉」 2012年8月8日~2012年9月2日 今回、”鏡と心中”という新しい一連のシリーズから「人間にはつかえない言葉」という作品を発表する。 この作品は、私が選択し経験したものの腐敗だ。 そして、かつて光のあてられたものの行く末、すなわち現在から未来への挽歌である。 私は瞬間の定着を信仰せず、流動をそのままに写真にすることを選択した者である。 それが故に、この矛盾を抱えることを厭わない。 それは、常識的な物の見方や考え方では見出せぬ禍々しい二次元であり、この平均化された二元論の世界では問いただされぬ光と影の間である。 日々移ろい変わっていくすべてを一点から包括すべく、人間には使えない言葉に耳を傾け、私はその人間に仕えない言葉に目を見張るのだ。 まだ聞かぬ、まだ見ぬ者には分からないことばかりだろう。 しかしながら、そこには威厳ある態度で記憶と記録とが存在しているのである。                                   秦雅則 会期に併せまして『鏡と心中』というタイトルで本(写真と読物)も刊行いたします。 秦雅則の説明書であり、本展の説明書となる一風変わった写真日記となる予定です。 (A5版120ページ予定※時価)写真から、本から、文字から、お楽しみいただけると幸いです。
HAMADARAKA「やうやうらうらうじ~菌族たちのコスモトロピカルパレード~」 2012年6月26日~2012年7月31日 HAMADARAKAは有園絵瑠と有園絵夢による双子のユニットです。 太陽に憧れる月と、月に憧れる太陽、夜でもなく、昼でもなく。 そんな二人の描く世界は、薄く今にも消えそうに透けた結晶と、柔らかくも指にチクッと刺さる砂鉄のような金属質の違和感的な、 相反した感触を持って独特の世界を繰り広げます。 アクリルグァッシュや顔彩、インク、スプレー。和紙や布、木の板。面相筆や布、指の微細な指紋などの 様々なテクスチャーを、二人の間に見え隠れしたモチーフの見え方に忠実に、お互いの意識の差や、また意識と身体との距離、 またはモチーフとの距離感として、その世界の住人達の存在の強さを生々しく確認するがごとく使い分けているようです。 互いの中に自分の片鱗を見つけ遠のき、差異によりお互いの存在を認識し憧れ、絵に落とし込む事で納得し突き進む。 そんな双子のHAMADARAKAの新作展となります。 <会期中イベントのお知らせ> チカチカチカと歩きだす無数の菌類たち。行く先は大きな宇宙、コスモトロピカルな世界である。 この世界を体験して頂きたく、今回はHAMADARAKAが光の点で絵を描いていく"ライトペインティング"を行います。 コスモトロピカル→大星雲→占星術→タロット つきましてはタロット占いの晩も設けます。 ☆★ライトペインティング★ 7/28(土)19:00から (1ドリンク制) ☆★タロット★☆☆☆★☆☆ 6/27(水)18:00から、7/1(日)16:00から(1件につき2000円※飲み物付き)
木村 克彦「夢」 2012年3月28日~2012年4月27日 写真を撮り始めたのはN.Y生活が後半になるにつれ、 今ある環境は永遠に続くのではない事に気づき、 普段何気なく生活している身の周りが急にいとおしく見えてきたのがきっかけです。 忘れたくない思い出を全て写真に納め始めました。 数年たった写真達をみつめていて思うのは現実感があまりない事です。 きっと今しか存在していなく過去も未来も夢、人生って夢なんだと思い付けました。 ファッションや広告の分野にて、国内外で活躍する木村克彦による 初めての個展となる本展では、数年に渡り日々撮りためてきた写真をお届けいたします。   (協力:NEO株式会社、イーネット・フロンティア、ホリエージェンシー)
飯田キリコ「私達を見つけたら」 2012年1月28日~2012年2月16日 「雪の降る街で白い景色に囲まれて暮らしていて、ふと青い色が見たくなった。」 日常の日々の中、ふいに頭の中に現れ見えた光景。 その一瞬のイメージだけを頼りに、飯田は筆を走らせます。 切なさと無垢のはざまのような。 人間と動物の混血のような。 現風景とまだ見ぬ思い出とのはざまのような。 一瞬のさじ加減を忠実に追い求め、ようやく探し出せたイメージ。 本展では新作を中心とした油彩画、約二十点をお届けいたします。
カグラザカヨコロジー「散歩でめぐるヨコロくじ」 2012年1月7日~2012年1月9日 参加店舗:artdish、 鮎藤革包堂、 うす沢、eitoeiko、 galon、 gallery 坂、 貞、 Salon de The Un Gateau(サロン・ド・テ アン・ガトー)、 大洋レコード、 日本茶 茜や、 昼行灯ろびん、赤提灯ろびん、 フラスコ、 belpasso、 マンヂウカフェ mugimaru2、 La Ronde d’Argile、 くらしの知恵と道具 jokogumo -よこぐも- なにか神楽坂でできたら なにか店同士でできたら なにか喜んでもらえることができたら なにか楽しめることができたら そんな思いの中、神楽坂で店を構える比較的新しいメンバーが、自主的に集まり意見を出し合い面白い企画をしようと本気で考え、2008年「カグラザカヨコロジー」が誕生しました。(*この名は横路地+エコロジーを合わせた造語です。) 路地裏にある雑貨店、カフェ、ギャラリーで構成されています。散歩しながら路地裏のお店を回ってもらうことを基本として、毎年一回、内容を決めてイベントを行います。 今年のテーマは「散歩でめぐるヨコロくじ」 年初めの神楽坂は、七福神の毘沙門天、新しく生まれ変わった地元に愛される赤城神社、そして縁結びの東京大神宮と初詣で賑わいます。 この時期にヨコロジーの各店舗もオリジナルのおみくじやくじ引きを用意して新年をお祝いし、楽しみます。 「初詣 路地裏散歩で 運試し」
はまぐちさくらこ「はい愛!」 2011年12月10日~2012年1月22日 はまぐちさくらこ作品のみどころの一つとして、色彩の美しさがあります。 捕らえ所の無い画面構成の楽しさがあります。 隣り合う色同士の間にある、小さくて大きい駆け引きと、小さな空間の中の物語り。 そんな物語りの一つ一つが、近年になって現実味をおびて変化してきているようです。 本展でも本人の身体よりも大きな、全身をつかって描けるキャンバス作品を好んで制作するようになっていますが、身の回りに起こる日々の憂いや刺激、心で感じる湿度の具合を、自身の絵の中にただただ投影し、とうてい解決できない物事も描く事によって消化しようとより具体的になっている為、色彩も非常にリアルで鮮明な色使いへと、温度を持つ色となってきています。 モチーフとして登場する無数の人物や街並、洋服や食べ物、人生にまつわる物事の数々も、 線や記号に現されつつあります。それは物語りから、現実へ、絵と言葉の間のような、単に読みを表す原始の表音文字のように起こった事を忠実に表す、 はまぐちの中で無意識に取り決めたと思われる象形文字のようなものとして出現し始めました。 はまぐち作品を初めて見るかたも、幾度もご覧になってくださっているかたも、 新たなはまぐちの愛の世界を、是非お楽しみください。
小田島等「Nido-ne+バッド・インスタレーション」 2011年11月11日~2011年12月4日 Nido-neのこと。 震災と原発事故後、容易に眠ることができなかったので一度関西へ退避した。 滞在先の友人宅ではやっと眠れ、二度寝までして幸せだった。 夢も見えぬほどの漆黒のディープ・スリープは、身体が布団の奥底に浸透してしまうような感覚があった。 しかし福島からは大量の放射能が噴出し続け何も問題は解決していなかったので、 二度寝やそのそのゆるみはカリソメのものではあった。 その際に藁をも掴む思いでズンズンと描いた絵たちは、眠りの安息世界からの(少し歪んだ)贈り物だった。 六月に岡山、八月に大阪で展示を行い、タイトルを「Nido-ne」と決める。 今回のartdishでの展示では新作ペインティングに加え、日用品やゴミ等でインスタレーションを施し、 空間演出と共に「Nido-ne」東京バージョンとしてお送りしたい。 text:Hitoshi Odajima
家畜人ヤプーの世界__村上芳正原画展 2011年9月15日~2011年10月28日 「ディレッタンティズムと奇想にみちた作家たちの装幀や、イラストレーションに、 耽美と官能感覚をもって応えられた村上さんの仕事はとても美しい。 それは華麗に増殖と装飾をくりかえしながら、花をつけていく人工庭園の眺めに似ている。」宇野 亜喜良 三島由紀夫、澁澤龍彦が絶賛し、戦後最大の奇書とも呼ばれた沼正三の『家畜人ヤプー』。  昭和31年より『奇譚クラブ』に連載され、昭和45年、単行本が出版されるやいなや、 高度成長期にあった太平ニッポンに衝撃を与え、いまや昭和の古典ともいうべき名作です。 この大作に決定的なイメージを与えたのが画家・村上芳正による挿絵・装幀のアートワークでした。  玲瓏たる貴婦人の謎の微笑に薔薇に縛られ苦悶する男性たち ――三島由紀夫に愛され、遺作『豊饒の海』の装幀を託された芸術家気質の氏は、 この『家畜人ヤプー』にも優雅で残酷、華麗な美の世界を展開しました。  現存する『家畜人ヤプー』の原画を一堂に、また澁澤龍彦、吉行淳之介、倉橋由美子、連城三紀彦、 ジャン・ジュネら代表作も含めた村上芳正原画展(展示予定数は70点程)を開催いたします。  耽美と幻想、エロティシズムとグロテスクの饗宴を、ぜひご高覧ください。
松井康一郎 写真展「田畑智子/巴里」 2011年8月29日~2011年9月10日 『月刊』シリーズが『月刊NEO』シリーズとしてリニューアル。 実力派女優、田畑智子の初の写真集として実現した。撮影は16年の在仏経験を持つ写真家、松井康一郎。 往年のフランス人写真家の作品で知られる場所でのショットや、彼ならではのアイデアや演出を織り交ぜながら、 映画でも舞台でもない、写真による巴里の物語。 パリでの16年のところどころを気まぐれに切り取った松井による写真展第一弾に続き、 第二弾としての「田畑智子/巴里」では、ポートレートに重きを置く松井が女優、田畑智子との対話を、 写真集未公開のカットを中心として構成いたします。 (協力:NEO株式会社、鈍牛倶楽部、写真弘社)
松井康一郎 写真展「jeu de des~さいころ遊び~」 2011年8月5日~2011年8月25日 Jeu de des 「16年のフランス生活から昨年、東京に居を移した。 その前に膨大なネガを整理したのだが、 やはり捨てられないネガがある。仕事やシリーズ化作品以外のもの。 フランスの田舎からパリに越して、まったく右往左往していた頃、やみくもに撮っていた写真達。自分の原点かな?と大げさな事は言いたく無いけれど。。。。何処で発表出来るのか知らないままずっと倉庫にしまっておくのには、可哀想で、蝉のサナギからまだ抜け出せていないような。。。そんな思いの中、artdishで発表出来るのは嬉しい。 報道写真家では無いけれど、デモのその喧騒や暴力に興奮し、往年の写真家達のように、ローライフレックスを首から下げて歩き回り、また華のパリコレでランウェイを撮影しつつももう一つカメラに白黒フィルムを入れて、なんかもっと面白いことないかな?と斜に構えていたり、決してトップモデルではないが、なんだかとても気になる女の子に出会ったり。パリはみんなが思うほど、華やかで先端を行っている街ではない反面、人としての自由があった気がする。 ほんの一部だけですが、サイコロを転がすようにネガを選んで、展示させて頂きます。 まったくわがままに。パリのように。 さて、東京に戻り、これから何を撮っていくか、自分でも楽しみです。またいつか。」松井康一郎
今井裕基「毛なる人」 2011年6月22日~2011年7月23日 「命のあと、霊の始まり。 つまり毛。 それらが集まって人をなすかと思ったらそうならなかった。 人ならぬ人の毛になった。 毛なる人は遥か遠くで泳いでいた。」 今井裕基による新作油彩、約15点を発表いたします。
秦雅則「秦雅則+端間沙織」 2011年4月29日~2011年6月4日 昼間に二人でばっちりと。写真と繋がろうとする。私あっての写真であるからこそ。 しかし、写真は私をまだ知らないかもしれない。もしかしたら、今だけだとしても。 だから。今は写真がどこかに消えそうで。現実という嘘々しさと、真実というかるがるさを指先に。 それじゃー、幻滅に安心だ?離れないかわりに、近づけない。傷つけないし、傷つかない。 そこは、多分居心地が悪い。そこは、きっと居心地が悪い。 だから、昼間に二人でぱちりっと。見えるものを、また、見ようとする。                          text 秦雅則(引用/text 青柳龍太)
森山大道「RECORD NO.18-Taipei-」 2011年3月3日~2011年4月20日 台北の市街区「林森北路(リンセンペイルー)」を、たとえば新宿あたりに当てはめてみると、歌舞伎町の外れから職安通りへ、そこに百人町をくっつけたような、大通りと裏路地と、商店街と宅地とが雑然と混在するぼく好みの一帯であり、日本名を連ねた酒場街まであった。 一昨年あたりから、台湾の出版社が、ぼくの写真とエッセイを合体させて三冊もの本を発行してくれて、そのことにからめて、いくつものプレス・インタヴューと二つのトーク・タイム、そしてギャラリー展などを企画して、ぼくを台湾に招待してくれたのである。ぼくとしても、そうした出版社や書店への感謝の思いがあったから、むろん誘いに応じた。 三日間びっしりと組まれたスケジュールのなかに、やっと3-4時間余りのすき間を作ることが出来たので、ぼくはこれ幸いとばかり、「記録」誌一冊分の写真を撮り下ろしてみたくなり、すっかりその気になってしまった。しかし、限られた時間であれば、限られた場所を撮るしかないわけで、台北の知人たちからあれこれと話を訊き、「林森北路」に狙いを定めたのだった。ただ、その撮影時にもテレビ局の取材クルーが付いていたので、好き勝手にというわけにもいかなかったが、台北の裏町や路上の人々の体温が、きわめてぼく自身に近い皮フ感覚だったので、新宿を写す折りとほとんど変わらないカメラ・ワークとフット・ワークのままに路上をウロつくことができた。 台北の街区には、しっとりと暖かい雨が降りこめていた。 <『記録18号』あとがきより>
上村一夫 原画展~渚の部屋~ 2011年1月21日~2011年2月19日 2004年に発売された『渚ようこmeets阿久悠~ふるえて眠る子守唄~』のCDジャケットは、没後20年を経た上村一夫のイラストだった。 生前親友でもあった昭和の偉才、阿久悠と上村一夫を再び結びつけた、平成の歌謡歌手・渚ようこ。 ”渚の部屋”と題した今回の展示原画は、すべて彼女のセレクトである。 1970年代を彩った「ヤングコミック」(少年画報社)の表紙 約35点、レコードジャケットに使用されたイラスト 約15点、など、 没後初の展示となる作品が多い。 上村一夫が描いた妖しくも愛おしい女たちを背景に、渚ようこの歌声漂う”渚の部屋”へ是非ご来廊下さい。
カワニシタカヒ「VANISHING」 2010年12月3日~2010年12月25日 「VANISHING」と題された本展では、動物という大きな1つの明快なモチーフの中に、消滅、消え失る(生けるものに確実に訪れる死や絶滅の危惧という絶対的なテーマをなぞらえ、アクリル絵具や水性クレヨン、インク、墨汁、鉛筆、ロウ、ペンキ、染料、ニスやガスバーナーの熱といった様々な異素材との組合わせにより探求されるマチエールや、下地の時点から幾層にも作り込んだ支持体を、削り、ひっかき、拭き取り、版画や彫刻のように引きながら生み出し、モノの姿を描き出すという制作工程の元に、生の強さと死の気配の表裏一体、自身の描くという事への情熱、希望と諦めの表裏一体を ”VANISHING”という単語に込め、重ね合わせています。 約60点からなる本展に是非ご来廊賜りますようお願い申し上げます。
笠井爾示「炎暑/神楽坂恵」 2010年11月16日~2010年11月28日 深秋に刻まれた炎暑の最中の黒と白の出来事は、照り付けた太陽と人肌のせつなさ 湿気の思い出と共に余炎をはなち。十一月の炎暑。
マリアーネ「BOM SONHOS~よい夢を~」 2010年10月16日~2010年11月10日 動物行動学の文献にて、蝶がサナギになる際にモンシロチョウもアゲハチョウも、どちらも保護色の 特質を備えていて、サナギになる場所の色と同色になるために緑色か褐色のサナギとに分かれるのですが、 モンシロチョウは足場の色と光によって色を決めるので太陽が不可欠。 日が落ちだしたら自分のいる所の色がわからなくなるので翌日、日が昇って明るくなるまではサナギになるのを 最大24時間も待つそうです。 一方アゲハチョウは匂いで色を決定し、生きた匂いがすれば緑色に、枯枝のような生きた匂いのしない場所で あれば褐色に。アゲハチョウは日の光は関係なく、また時間も待てない蝶だということ。 私たち人間の体の中には沢山の感性が存在し感覚となって走り回り、実感として次々と雲のように現れては流れ、 消えていきます。生まれた時から身体は本能を備え、自らの意思とも関係なく自己を超えたコントロール仕切れない 力の集まりをマリアーネは絵描くことで体感し、具現化し、それを更にまた新たな感覚、かたちとして 自分の身体に戻し収めてていくという作業で生を、自らを探求しています。 東京では初めてのお披露目となります本展に是非、足をお運びくださると幸いです。
森山大道「SNAP-ROUTE 122」 2010年9月22日~2010年10月13日 ◎ 森山大道×仲本剛(編集者)トークイベントのお知らせ  (事前予約制/定員50名※ご予約順となり、後の方は一部立見席となる場合がございます) 日時:9月29日(水)(※19:15開場)19:30から 料金:1500円(新刊『森山大道 路上スナップのススメ』(光文社新書)付き) お申込みは”g@artdish.co.jp”にて承ります。定員になり次第締め切りとさせていただきます。
HAMADARAKA 有園絵瑠・絵夢 「あくがるすのまにまに」 2010年8月13日~2010年9月12日 絵瑠と絵夢、双子のHAMADARAKAによる新作展をお届けいたします。描くテーマや使用する画材は同じですが、砂糖菓子や淡雪のように消え入りそうな繊細な描写でモチーフを少しづつ探りながら小さな点を結ぶように輪郭を追う絵夢と、大胆に野山を削りだすかのごとくモチーフ(あくがる世界)を画面に引きずり込む絵瑠。手法は全く対照的ですが見ている世界は同じであるという事と、双子の彼女たちには存在こそ見えませんがもう一人 常に二人の間に存在し、お互いを呼び合うよう二人に仕向けては喧嘩をさせてまでも二人で完成させる合作の絵を描かせていて、その関係性も感じていただきたく、本展では絵瑠・絵夢それぞれによる個々のもの、HAMADARAKAと銘打ちコラボレーションした作品の3つの構成から成る、計19点の新作展となっております。
今日マチ子「七夕委員」出版記念原画展 2010年7月27日~2010年8月8日 今日マチ子『七夕委員 星に願いを篇』(河出書房新社)の出版を記念して原画展を開催いたします。 また、スペシャルイベ ントとして7/30(金)は一日だけの「七夕カフェ」をオープン。 料理研究家の福田里香さんによる「七夕委員」をテーマにした特製かき氷が食堂でお楽しみいただけます。 当日は福田里香さん、そしてスペシャルゲストを迎え「七夕委員」にまつわるトークショーも行います。 「今日マチ子 × 福田里香 presents "七夕カフェ"」   日時:7月30日(金)12:00-18:30   ★トークショー   出演:福田里香×スペシャルゲスト   開場:18:30  開演:19:00  参加費:無料   ※トークショーの詳細、参加ご希望の方は河出書房新社HP(www.kawade.co.jp)の申し込み要項をご覧の上、メールにてお申し込みください。なお、定員に達した時点で受付を締め切りとさせていただきます。(受付期間:7月21日午前11:00から)
飯田キリコ「sparkle」 2010年6月17日~2010年7月14日 「目には見えない物を、そっと見上げる眼差しの上に
夜明けを待つ 白い部屋に、
指先に触れた、柔らかな羽のような 
記憶の残像に
空から降る雪に跳ね回る、
子供達の歓声にも似た 光の雨」
沢渡朔「上海/黒田エイミ」 2010年6月1日~2010年6月13日 天までそびえ立つ超近代的なビル群。そして対照的にまるで廃墟のような長屋の数々。 混沌としたエネルギーの溢れる上海の街、上海愛人。
森山大道「記録15号・New York」 2010年4月28日~2010年5月25日
今井裕基「ろま」 2010年3月23日~2010年4月18日 「あのひの夕陽と同じ…」 ろまたちはつぶやいた。 わたしたちは向かっているようで さまようのが大好きであったんだ。 わたしたちはうれしくて、 景色と供にうたげをはじめた。 ロマ(roma):ジプシーと呼ばれてきた集団の、主に中東欧に居住する北インドのロマニ系に由来する移動型民族のこと。ロマンス (romance) :本来の「ローマ的」という意味の他、中世ヨーロッパでは正式な古典文化を意味する「ラテン」に対し「民衆のもの」という意味合いから、空想的で大衆向けの小説や恋愛、甘美な楽曲というような意味が派生した。 漠然とした目的地に向かって旅を始める。真新しい景色のなかにも故郷を見たようななつかしさが込上げ、しばし立ち返る。何かを目指して向かっているようで、旅そのものが目的ともとれるような、移動の民”roma” に自身を重ね、今井独特の鮮やかな色彩が互いを溶けだしながら支え合うように織りなす煙のような炎のような渦巻きながら形成される情景の中に、民族や時間軸、空想と現実をおおらかにのみ込み、絵を描くときめきを放ちながら旅の途中の風景画として現されます。本展では3号から100号までのキャンバス16点をお届けいたします。
『月刊 春菜はな~GURU GURU GURU~』写真・藤代冥砂/画・はまぐちさくらこ展 2010年2月25日~2010年3月14日 優、タレント、アイドルの一人一冊ビジュアルシリーズの元祖であり、 フォトエンターティメントの世界に常に一石を投じる写真シリーズとして絶大な人気を誇る新潮社『月刊シリーズ』。 中でも異色のコラボレーションとなる今号は、『月刊シリーズ』のエースとして各界の女性を撮りきる写真家、藤代冥砂。 モデルはグラビアDVDの世界でいま絶大な人気を誇る、春菜はな。 そして、画により彩りを添える気鋭の新進画家、はまぐちさくらこ。三つの才能が融合した作品群は本誌の三分の一に及び、撮影が行われた西表島に佇むワイルドな山猫のように、 少女のような純粋な美しい眼差しで強く我々の心を掴みます。 この度、その発売を記念いたしまして、 本誌に使用された藤代冥砂、写真原稿と、はまぐちさくらこによりプリントの上から直描きされた手描き原稿、 約80点を展示いたします。『月刊』本誌の上に更にドローイングやコラージュを施した特装版も販売いたします。
永岡大輔「無意味の背中」 2009年12月16日~2010年1月30日 「ムイミの背中」 いつからだろう。 気がつくと『ムイミ』と言う巨大な生き物の背中に、私は乗っていた。 黒色のムイミの背中は、美しい満天の星空のようだ。目を凝らしてみると、湿気を含み光沢のある黒い小さな粒がキラキラと集まってこの生き物を造り上げている。 刹那、ムイミの背中の中に右手を入れてみる。 もちろん興味本位。 期待に反して、ムイミの内部は何の感触もない。 温度もない。 そしてゆっくり手を引き抜く。 もう手が出てきても良いはずなのに、右手が見えない。 いや、手がない。 痛みがないから解らなかったが、手首から先が消えている。 今度はもう少し深く、腕まで入れる。 まだムイミの体内のすぐそこに落としたかもしれない私の手を取り戻す為に咄嗟にした行動だ。 だが、またやはり何の感触もなく、消えた手の存在もない。 それどころか、今度は深く入れた腕までが消えてしまう。 痛みがないと言う事は、こんなにも事態を飲み込めなくするものか。 消えた腕を見つつも、悶絶するうめき声すら必要としない。 どうやら、ムイミの内部に浸したものは、消えてしまうらしい。 冷酷な喪失感がゆっくりと私を襲い始めた。・・・・・(以降、略)
イイダキリコ「眼福/複眼」 2009年10月23日~2009年11月15日 瞳の孕む、光の気配ーーのようなもの
カワニシタカヒ個展 「女、黒いスピン」 2009年9月26日~2009年10月18日 「わからない、記憶ないし、むろん納得なんて、、なぜ? フフ、ひとつだけ感じるわ ただひたすら廻る、、、舞わされる! この遊具、そもそも私が回転するの、今になって、、、、、、  、、、、いまさら鳥に覆われても、髪も掻き乱され、なにより、、、  、、翻弄されてるみたいだけど、自ら周りを無邪気にとび、、、、、 、、、、、、、惹きつけられるように、はなされていく。 」 ビニールシートを黒サインペンで塗り込んだ下地をつくり、そこから削り、ひっかき、版画のように描いていく。 一方で木工用ボンドによって地を形成したキャンバスにその版を転写させるという、削り取りながらモノの姿を出して行く、”引く”作業にこだわったカワニシタカヒの新作展となります。 
はまぐちさくらこ「生戦」 2009年8月22日~2009年9月16日 「てをにぎると てのなかの女の子は ぎゅってなる  めちゃめちゃわらう ちっちゃなたねをはく すべすべのおなか  いまからきみのために おおきなえをかくよ」 はまぐちさくらこの展覧会をお届けいたします。 200号や100号の大キャンバスをメインに、小キャンバスや紙作品も展示予定。 はまぐちさくらこsinbunも好評配信中
原口佳子「cosmos」 2009年7月30日~2009年8月16日
中平穂積とDUG 2009年6月17日~2009年7月14日
黒田アキラ「間~あるいはすべての中心~ 2009年6月5日~2009年6月14日 ある日、竜は言った。 「ここは、ここさ。何処からか来て、何処かへ行くにしても、いつでも君はその真ん中にいるってことさ。」 そういうわけで、わたしはこの世界を出ることにした。 写真家 東儀舞奈によるアンティークカメラ・Mamiya-6を使った公開写真撮影(見学自由:7日15時~)あり 音響協力:アラン・パトン Allan Patton ※パリ巡回展 2009年9月15日-26日、Espace Culturel Bertin Poiree)
有園絵瑠 ・ 有園絵夢(HAMADARAKA)「ひねもすいみんからのめざめ」 2009年5月3日~2009年5月17日 「炭坑のカナリアが ぬるりと汗をかく時分 アラスカの熱帯雨林が目を覚ます  風が置いていった1mmの動物園  さぁさ、のぞいてみましょ 砂利をおやつにSEAZOOを」 双子のHAMADARAKAによる生命力あふれた儚いおとし子たち。新作20数点をお届けいたします。 ※ HAMADARAKA「鱗粉奇航」<http://blog.artdish.co.jp/eruemu/>も好評配信中。
ミヤタケイコ個展 ウロコノ家とクジャクノ羽。 2009年4月10日~2009年4月29日
牛尾篤「サバンナ」展 2009年3月18日~2009年4月5日 オランダ船に乗り込んだゼブラと黒人留学生。留学生の女の子に耳打ちするのは、大阪の博物コレクター木村兼葭堂の愛人か。江戸時代、ケニアと国交があったなら。。
緑の耳の妖精展 荒川弘之、井口真吾、ヴィヴィアン佐藤、KYOTARO、永戸鉄也 2009年2月26日~2009年3月15日
今井裕基 〜空風火水地〜 2009年2月3日~2009年2月22日 「昇ったり降りたりする間にうまれ、ほどけ、くされて、ひろがり、ぶりかえしたりします。そのすきまを巡りながらけしきをながめているところ。」 今井裕基の新作約20点をお届けいたします。どうぞご高覧ください。
川上由香展「風景画」 2008年12月16日~2008年12月28日 人類はまだ存在していないのか、川上にはそもそも小さすぎて存在が見えていないかのような、山や海や空や大地だけがまだ形を持ったばかりの悠々と荒々しく瑞々しい姿を、いつも頭と手にしまいこみ、なるべくその光景が無意識に忠実に紙やキャンバスに姿を現すよう心がけているという。そんな川上の日常でもある風景画、新作29点をお届けいたします。
カワニシタカヒ 個展「RE」 2008年11月7日~2008年11月23日 REVIEW (再検討)REMAKE(改作)RETURN(戻る) REFER(参照する)RELATION(関係)REPLACE(取り替える)REPEAT(繰り返す)REAL(本当)RESPECT(尊敬)REALIZE(理解する)REBUKE(とがめる)RECENT(近代)RECKLESS(無謀な)REDEEM(取り戻す)REFLECT(映す)REMOVE(取り去る)REGARD(考える)REQUIRE(必要とする)RETORT(やり返す)REJASER(がらくた)、、、、、etc 自分なりに今いちど「新しさ」について向き合う事によっての今回の「RE」展。油性ペンキにアクリル、ジェッソ、染料、蝋(ロウ)、弁柄、クレヨン、マニキュア、修正テープ、etc.etc.と、異素材を巧に用いて画面を構成するスタイルはそのままに、今回は今まで敬遠してきたキャンバスをメインに発表いたします。
はまぐちさくらこ「ささんこ」展 2008年10月17日~2008年11月2日 「インドで。絵を、描いていて、手がしびれました。ここはらく、らくここてゆってる。目から何かとけだしてます。ナメたら、さささささんこ」 はまぐちさくらこのartdishでは3回目となる個展です。キャンバス、紙作品、布オブジェ(通称ぬいぐるみ)、今夏のインド滞在で初めて挑戦した版画作品も加わり、いつにも増しプリミティブな魅力満載な作品群をお届けいたします。
トモエ「Cut & Paste &」 2008年9月27日~2008年10月12日
宇野亜喜良展「秋の歌」 2008年9月3日~2008年9月21日 110×84センチのボール紙に制作した大判の作品をお届けいたします。秋の始まりの秋の歌、宇野の世界をご堪能ください。また、9月9日(火)15時-20時頃まで、公開制作を予定しております。
「バザール!」展 2008年8月17日~2008年8月30日 6組の作家達による、誰かに教えたくなる様なちょっと斜めの視点から生み出された作品(ステーショナリー、カバン、財布、スリッパ、ろうそく、ジュエリー、ハンガー等)を展示、販売いたします。
森裕子個展「poco a poco」 2008年7月11日~2008年7月27日
Time Vogun 未来からの帰来展 松本力・irishcream・オルガノラウンジ 2008年6月20日~2008年7月6日 「時間の不可逆性について 時間は空間 空間はボクとキミ オレとオマエワタシとアンタ 結果は原因を 生むために未来から帰って来る さようなら、さようなら、さようなら そして それから であうのだから もうすこしたてばわすれてゆくから そうしたら こいしくおもう あらあらしく はかないねがいをこころがまどう きわにあって かなえるとき 時間の暴願か儚願か 慕岸か暮岸か」
knot 「ショクブツ採集」 2008年6月5日~2008年6月15日 knot(ノット)初の展覧会となる「ショクブツ採集」。さりげなく甘すぎず繊細な、クロッシュレースの1点もののアクセサリーやオブジェなども販売いたします。
HAMADARAKA 有園絵夢・有園絵瑠 2008年5月15日~2008年6月1日 逆さの海から落ちた雨 海に落ちたはずの涙 心臓にたどりついた海水 すべてはトライアングルの中 答えは雨のカメレオン(虹)
Akio Nagasawa Artist’ T-shirts & CAPSアーティスト手ぬぐい展 2008年5月2日~2008年5月11日 アート界の重鎮、新進気鋭のアーティストのオリジナルTシャツと手ぬぐいを展示販売しております。
今井裕基個展「ごうがしゃ」 2008年4月10日~2008年4月27日 新作約20点を発表いたします。
TOYKO FM「SKY」レインボー・プロジェクト展 2008年3月26日~2008年4月6日 「SKYレインボープロジェクト」とは色を知らない、絵を描いた事がない、そんなアフガニスタンの子供達に、絵を描くためのクレヨンや色鉛筆を届けようと、「SKY」番組内で去年12月からリスナーの皆さんと一緒に展開して来た一大プロジェクトです。わずか数週間の間に、1500人以上のリスナー皆さん、そして、プロジェクトに賛同して下さったアーティストや多くの企業から届けられた1万セットを超える文房具が、海を越えて、アフガニスタンの子供たちのもとへ・・・今回は、クレヨンがアフガニスタンの子供たちの手に渡るまでを追った写真と、第一弾として届いたばかりの子供達の絵、約40数点を展示致します。
山口広在「KUSA」 2008年3月13日~2008年3月23日 草を踏む時の足に伝わる爽やかさ、春の始まり、青臭さ。小径に入ったような山口広在の空間をお楽しみ下さい。平成写真文庫 第三弾『艸』の中から抜粋した作品を発表いたします。 協力:富士ゼロックス株式会社 ART BY XEROX 平成写真文庫:http://www.heisei-photo.com/
川上由香「ON THE ROAD」 2008年2月20日~2008年3月9日 昨年のアメリカ南部の旅で目にした風景。自然と共に生きる町並みや突如として現れる巨大な山との出会い。以後も想像は膨らみ、躍動する巨大な山にのまれそうな炭坑、廃墟、すでに山と一体化してしまった家や今にも山や海が覆いかぶさってきそうな港などの新作約13点を発表いたします。
イイダキリコ個展「白の温度」 2008年1月23日~2008年2月10日 言葉と夢の残像の色に思いを馳せていたら、幼少の頃の雪景色がポッと浮かんで、鼻水たらして遊ぶ子供がにんまりと笑った。イイダキリコの新作油彩をお届けいたします。
牛尾篤個展「帰国子女」 2007年12月14日~2008年1月6日 子供の頃、よく落雁を食べさせられた。海老や鯛の形に心ひかれたものの粉っぽい食感はどうしても好きにはなれなかった。 後年、美術大学に進学するとき、日本画を選ばず油絵科を選んだのも、油絵具は好きなチョコレートに見え、緑青や胡粉といった日本画絵具の質感が落雁を思い出させからに違いない。 大学卒業後、チョコレートにあこがれウィーンに渡った。留学先の大学は美術館を併設しており、数多くの日本美術を所蔵していた。 それらに影響を受けた初期ジャポ二ザンの作品は、日本美術に対する情熱不足からか誤解や曲解に満ちたものも多かったが、むしろ私には勘違いした作品こそパワフルで興味深かったのである。いつか自分も落雁の形とチョコレートの質感を持った作品を作りたいと思うようになった。
イワサキユキコ「花とおばけ」 2007年11月22日~2007年12月2日 花とおばけ。しつこく執着して、何百年も同じ事ばかりしてて思いが叶わなくて、もどかしくて。花が現実につなげてくれる。
森山大道×沢渡朔 写真展 2007年10月31日~2007年11月18日 共に1960年代より活躍する写真家、森山大道と沢渡朔は、森山が主にストリートのスナップ、沢渡は主にコマーシャルといった活動のフィールドが違うため、これまであまり二人の交遊は知られてこなかったが、互いの仕事を尊敬の眼差しで意識し見続けお互いに“ファン”を公言する間柄。今回、森山からのラブ・コールに沢渡が答え、三十数年の交流の中で初めて森山大道個人写真誌『記録』の別冊を舞台に競演することとなった。『記録』誌は森山が1972-73年にかけて自費出版していた雑誌で、今年34年振りに復刊したもの。『記録』誌は、一種森山の聖域とも言える場所だが、別冊『記録』は今回のようにゲストを招くなど、記録本誌(個人誌)では出来ないアイディアや趣向を試していくようである。
はるきちがみたキューバ有機野菜栽培レポート 2007年10月10日~2007年10月28日 「おいしいはやさしい。人にも地球にも。」と語り農薬や化学肥料を一切使わずに、環境と消費者のことを考えた野菜づくりをしているはるきちオーガニックファームで、この秋収穫されるお野菜とともに、有機野菜のさかんなキューバを訪れた際の彼独自のキューバレポートとともに展示販売いたします。
「寄り道」 市村富子・ウエバヒロコ・前田美里・松岡寿巳子 2007年9月26日~2007年10月7日
宮津かなえ写真展「freeze-frame~いまあのときをながれてゆくものはみえるか。~」 2007年9月12日~2007年9月23日 凍って溶けて流れる時間。フィルムにうつしとったところで、「それ」はアッという間にながれてしまうのです。ちいさな、ささいなものたちが「もういちど、それはナシ」をおおきく気づかせてくれます。だからいまここにある「それ」に眼をこらすのです。みえないものもみえるように。
石井誠、重田桂展「El hotel en desierto~荒野のホテル~」 2007年8月18日~2007年9月2日 想像の荒野に建つホテル。そこの泊まるふしぎなお客たち。 つぎつぎ起こる物語り。 石井誠による彫刻と重田桂による絵画で構成された世界をご堪能下さい。
鹿野栄治・ジュエリー展 2007年8月2日~2007年8月12日 身に飾るのではなく、心に飾る ジュエリーとは「装飾」という目的もさることながら、人が「思い、願い」を身につけるという意味も合わせ持つ。鹿野の作るリングは、トップを自分の手のひらの側に向け、手の中に包み込ませ思いを秘めるようにつけます。そんなコンセプチャルなテーマから入っていくものや、シンプルにビジュアルの面白さを追いかけたものまで、その両サイドからアプローチされたミニマムな世界をお楽しみ下さい。
「+sympathy、共感」Robert Macnaughton/林果 2007年7月25日~2007年7月31日 パラダイスは私達の中にあり、私達の外にもある。ロバートマクノートンはパラダイスの門口を日本に持ってきた。これらの門口は私達が見る目を見つけ、招きを聞く耳を思い出させてくれる。一緒にその気持ちを共有するべく作品を発表させていただきます。
「あぐらのバック展~Back Of Agra~」 2007年7月11日~2007年7月22日 1995年より「クールな大人のキュートな生活」をテーマに、家具などのプロダクトデザインを手がけるFURNITURE DESIGN AGRA、あぐら家具企画の初夏のグッズ展。ここ数年の肌に感じるほどの気象の違和感に、地球の明日を考えつつ、ここ最近できあがったのはショッピングバッグシリーズ、スチロール素材を使用したフレーム、ビニール素材の小物、などなど。自然素材を使うことと地球の明日を考えることとは、イコールではなく、アースカラーであることもイコールではない。ストーリーとともに、便利に、アクセントとして使用できるるグッズたちが、明日の地球を考えるきっかけにでもなればいいと考える。
野村佐紀子写真展 2007年6月27日~2007年7月8日 独自の世界を歩んできた野村佐紀子の未発表作品約15点による写真展。印画紙に満ちる彼女だけが手繰り寄せられる空気感と湿度。モノクロの世界の中に生きる特別な一瞬が堪能できる。本展では野村が向き合い続けてきた男性を被写体にしたものと、力強く儚い、風景とを隣り合わせて魅せる、新たな新境地とも言える構成となっている。
Kainosho & yohnKa [Rainy Wood] 2007年6月13日~2007年6月24日
『まんがキッチン』出版記念 EXHIBITION「福田里香のまんがキッチン」展 2007年5月29日~2007年6月10日 『まんがキッチン』(アスペクト)の出版を記念して、福田里香さんのEXHIBITIONを、開催します。ギャラリースペースでは、本に掲載された藤本昌さんの素敵なお菓子の写真たちと、羽海野チカさんのカバーイラスト原画の展示、そして福田さんのお菓子をインスタレーション。『まんがキッチン』のサイン本や、インスタレーションされたお菓子をその場で販売、お持ち帰りできます。食堂スペースでは、「まんがキッチン」に掲載されたお菓子が期間限定メニューとして登場!ゆっくり楽しんでいただけるEXHIBITIONです。
松本力「夜の虹 into the night」 2007年5月16日~2007年5月27日
「Akio Nagasawa Artist’T-shirts展」 2007年5月3日~2007年5月13日
川上由香「ON THE ROAD」 2007年4月11日~2007年4月29日
はまぐちさくらこ個展「あたたかいぼうけんはじまる」 2007年3月14日~2007年4月5日
有園絵夢、有園絵瑠(HAMADARAKA) 2007年2月22日~2007年3月11日
桃月・ibis -二人展- 2007年2月7日~2007年2月20日
近藤崇展 2007年1月11日~2007年1月28日
イワサキユキコ個展「ごみくずのロマンス」 2006年12月16日~2007年1月7日
おくりもの展 2006年11月23日~2006年11月26日
ミヤタケイコ+タコラふとりきみよしコラボ展 2006年11月8日~2006年11月19日
イイダキリコ「To the forest of eyes」 2006年10月20日~2006年11月5日
Akio Nagasawa Presents 森山大道Tシャツ展 2006年9月12日~2006年10月1日