Exhibition Footprint:銀座gallery女子美

〒104-0061 東京都中央区銀座4-10-6 永井画廊ビル6F [地図]
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休廊: 火
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イメージ 展示名 開催期間 概要
飯嶋桃代 format-A 2012年3月12日~2012年3月24日 若手作家、飯嶋桃代による個展。 飯嶋桃代は1982年神奈川県生まれ。女子美術大学にて立体芸術をまなび、在学中からパラフィンワックスに木材や古食器・古着を鋳こみ家の形に切り出した《開封のイエ》シリーズで注目を集める。 2011年12月におこなわれた個展では作風を一変させた《tagging》シリーズを発表。 飯嶋の持つ、『かつて誰かの生活で使われていたものを収集し、破壊し、再構築する』という基本理念に揺るぎはない。 前シリーズではやや強引ともいえるほど自らの形に押し込めるように作られ、素材の形の途中で裁断することも多かったが、《tagging》シリーズでは、素材は意味のある部分で切り取られ、パラフィンワックスで固められ変質することもなく、形と質をそのままに変貌をとげる。 定型だった家の形から解き放たれた新シリーズの今後の展開が多いに期待される。
-女子美術大学大学院博士課程修了作品展-松尾玲央奈 展 2012年3月5日~2012年3月10日 2011年度卒業・修了制作展 女子美術大学を卒業・修了した期待の新人作家による新しい視点、感性で制作された作品を紹介する企画展『新しい眼』第7回。 第7回は、2012年3月に女子美術大学大学院博士課程を修了する立体作家・松尾玲央奈による個展となる。 松尾玲央奈は1984年熊本県生まれ、女子美術大学にて立体芸術を学ぶ。修士糧在学中からGARERIE SOLでの個展を始めとし、ドラマ内セットとして作品が採用されるなど意欲的に制作発表を行ってきた。 鉄やステンレススチール、鉛などの金属を変型し、接続・解体が自在に見えるように形作られている松尾の作品は、サイバーパンク的である。コンピューターネットワークが普遍化し、個人が簡単に大規模なネットワークに接続できる現代においてどのように人は在るのか。 形が思索を導いていく。 本展では博士課程修了制作を中心に発表する。
田口健太・吉田ゆう -Print on- 2012年2月20日~2012年3月3日 デジタルアートとアナログ作品の双方の可能性を理解し、展開している若手作家、田口健太と吉田ゆうによる2人展。 急速な進歩を遂げたメディアの発展によりデジタル技術は特別のものではなくなり、デジタルツールはアート作成において、鉛筆や紙、絵の具、キャンパスなどと等しくツールの一つとなっている。写真の加工や合成は安易になり、写真であっても現実そのものが映し出されているとはかぎらないという認識が世間に浸透した。 田口健太、吉田ゆうはそれぞれの私的現実をデジタル技法を含めた写真技術を基に表現している作家である。 田口はドローイングを写真の現像工程と同じよう印画紙に重ね、光をあてて画像を定着させるという方法で、吉田は合成写真を4色分解し写真製版により再構成することで、絵画制作を行っている。 表現されているものは、双方、私的なイメージだが、そこには奇妙なリアリティがあり、現実であるかのような非現実の世界-あるいは広義の意味で真実の世界-は、鑑賞者への深い共鳴をもたらす。
新しい眼 女子美術大学美術学科生公募企画  古井彩夏×帆足枝里子 2012年2月13日~2012年2月18日 展覧会企画『新しい眼』は、本学を卒業・修了した期待の新人作家による新しい視点、感性で制作された作品を紹介するものです。 その一環として、2011年10月に芸術学部3年と大学院修士1年の、個人またはグループを対象に公募を行いました。 本展は修士1年代表に選ばれた立体芸術研究領域生の2人展。 2011に神奈川県美術展にて大賞を受賞した金属彫刻作家・古井彩夏と、同じく2011にART MEETS ARCHITECTURE COMPETITION 2011にて優秀賞を受賞した帆足枝里子。 注目の若手作家による展覧会です。
新しい眼 女子美術大学美術学科生公募企画  佐藤沙世子×松坂紀美代×森口美樹 「sukima」 2012年2月6日~2012年2月11日 展覧会企画『新しい眼』は、本学を卒業・修了した期待の新人作家による新しい視点、感性で制作された作品を紹介するものです。 その一環として、2011年10月に芸術学部3年と大学院修士1年の、個人またはグループを対象に公募を行いました。 本展は3年代表に選ばれた洋画3年の3人展。 「隙間」をテーマに行います。
石塚雅子・東田理佐 展 2012年1月9日~2012年1月21日 大学短期大学部造形学科美術コース非常勤講師、石塚 雅子(いしづか まさこ)と、東田 理佐(ひがしだ りさ)による2人展。 石塚雅子は女子美術大学短期大学卒業後、専攻科および同大学芸術学部絵画学科にて油画を学び、1990年から作品の発表を始め、無所属で現在まで活躍を続けている。 初期は求心力のある螺旋・渦巻状の抽象表現を発表していたが、その後、写生を主題に手法を一変させる。近年では、内外の自然を繋げながら生命の循環を描き出している。 東田理佐は女子美術短期大学専攻科を経て同短期大学研究生を修了、独立展を中心に個展・グループ展などで活躍している。 最近では旅で出会った大木をモチーフに作品を制作しているという。樹皮をフロッタージュし、その形を手がかりに加筆するという手法により、生命の形をさぐるような作品となっている。 表現方法こそ異なるが、この二人の作家の根底には"生命活動の妙への感嘆"がある。表現の差違とそれによる広がりを感じていただきたい。
沼下桂子 企画 飯山由貴「installation plan」 2011年12月19日~2011年12月24日 女子美術大学芸術学部芸術表象研究室専任助手 沼下桂子による同大学卒業の若手作家・飯山由貴の企画個展。 前3週間の【北澤憲明+足立元 企画「作品は、ここにあった。ー現代アートの考古学」】においてソースとなった飯山由貴のインスタレーションを再現と、エスキースやスクラップブック等の制作資料を併せて展示する。 飯山由貴は2011年女子美術大学芸術学部絵画学科洋画専攻を卒業(優秀作品賞)。同年7月に昭和16年から昭和28年にかける飛行機のスクラップブックをもとにしたインスタレーションでアートアワードトウキョウ丸の内にノミネートされた。現在は東京藝術大学大学院に在籍し、作家活動を続けている。 人間の記憶の種類に「展望的記憶」という将来の計画、予定に関するものがある。 「通勤途中に手紙をだそう」と計画していたことを、実際にポストを見かけた時にタイミング良く思い出す-投函することは覚えていても手紙そのものを忘れた事に気がつく-ということは誰しもあるだろう。 飯山がインスタレーションを制作するとき、場所や条件によってこの行動予定をタイミング良く思い出すポイントがその度に変化する。その為、飯山のインスタレーションはその度に更新され、同じ会場であっても同じものができあがる事はない。 本展を通して、鑑賞者は飯山の「展望的記憶」とそれにまつわる思考回路を想像し、また自身のそれを再考することとなるだろう。
北澤憲昭+足立元 企画 「作品はここにあった―現代アートの考古学」 2011年12月1日~2011年12月17日 美術史家、美術評論家・北澤憲昭(女子美術大学芸術学部美術学科芸術表象専攻教授)と、気鋭の日本美術史研究者・足立元による企画展。 70年代に一般化した”インスタレーション”は、それまでの美術史研究に1つの限界をもたらした。 従来の美術史は作家が遺した作品について研究・記述するものであったが、場所や空間全体を作品として体験させる一時的で場所固有なインスタレーションはモノのかたちでは遺らないからだ。 本展は非公開で行われる飯山由貴のインスタレーションの残片と、4人の美術評論家・美術史家(北澤憲昭、足立元、暮沢剛巳、福住廉)による文書、写真、動画などの諸記録、及び関連する情報メディアにより構成される。 発表されなかったインスタレーションの作家本人以外の者の手による記録のみを公開する、はたしてそのインスタレーション作品は本当に”不在”なのだろうか? 美術史研究について捉えなおす契機をもたらすこと、さらには「作品」記録や研究と相関的に成り立つものであることを示す企てである。
東谷武美×元田久治 「版表現−リトグラフ」 2011年11月14日~2011年11月26日 リトグラフ作家、東谷武美と元田久治による2人展。 東谷武美は東京藝術大学にて駒井哲郎・中林忠良に師事し、版画を学ぶ。 1975年、第6回版画グランプリ賞でグランプリを受賞、以降国内外のコ ンクールに出品、受賞を重ねる。 硝子や氷をテーマに、物資が形を失い ながら変質して行く様を叙情性豊かに表現した〈日蝕〉のシリーズが有名 である。 元田久治は九州産業大学芸術学部、東京藝術大学大学院美術研究科修士課 程にて版画を学ぶ。国内外で活躍中の作家であり2009から2010にかけて 文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてオーストラリア、アメリカで制作 発表を行った。 我々が見慣れた都市風景が廃墟となっている氏の作品を 09年7月にフジテレビの深夜アニメ『東京マグニチュード8.0』のオープニ ングの背景として記憶されている方も多いだろう。 廃墟でありながら不安 なだけではなく妙に明るく吹っ切れたような印象を受けるのは、なぜだろうか。 世代もモチーフも大きく異なる両者だが、描き出そうとしているものの根底 には"変容"というテーマがある。リトグラフというオーソドックスな手法で あるからこその表現の幅の広さと合わせて発露の差違をお楽しみいただきたい。
小林基輝 展 [Revive M*L] 2011年10月31日~2011年11月12日 版画家・修復家、小林基輝による個展。 小林基輝は1971東京藝術大学大学院美術研究科絵画(版画)専攻修了後、バルセロナ美術学校(スペイン)に留学、Jesus Vallina教授に師事。 国立中央修復研究所(マドリッド)にて文化財の保存修復を学ぶ。 帰国後、ファロス絵画修復研究所を開設。国公立美術館、博物館、大学資料館等の文化財の調査および修復に携わっている。 版画家としても毎日現代日本美術展、現代の幻想絵画展、西日本美術展、グラフィカ企画個展(バルセロナ)、Sabadell美術学校企画展(サバデル)、SYRA画廊企画三人展(バルセロナ)など日西両国で活躍。現在は新潟県南魚沼市、埼玉県三郷市にアトリエを構え国内外の若手芸術家の育成に多いに貢献している。 女子美術大学においては1979年~現在まで芸術学部美術学科洋画専攻(版画)非常勤講師として『Book Work講座』の授業を担当。 美術大学の版画領域において画集制作の授業があることは珍しいようだが、版画は印刷に密接する絵画表現であり、印刷技術の進化と書籍はincunabula以来深い関連を保ち、画集制作を通じた知識・技術の習得は肝要で、しかも修復家である氏による紙、パーチメントなどの多様な素材・各種の道具の取扱・装丁等などの指導は、本学版画コースにおける大きな特徴となっている。 本展では特に自由な本の形に焦点をあてて氏の仕事を紹介する。
天野純治×鎌谷伸一 「版表現−シルクスクリーン」 2011年10月17日~2011年10月29日 シルクスクリーン作家、天野純治と鎌谷伸一による2人展。 もともと商業用に使われていたシルクスクリーンが芸術作品として本格的にアート・シーンに登場するのは、1957年イギリスでシルクスクリーン専門工房であるケルプラ・スタジオが設立されポップアート作家たちの作品が制作されたのを皮切りに、1962年アメリカでアンディー・ウォーホルが肖像写真をもとにモンローやプレスリーなどのアイドルの姿をキャンバスにシルクスクリーンで刷った作品を発表し注目を集めて以降のこと。 1970年代に美術大学に在籍していた天野純治、鎌谷伸一はこれに着目し、現在までその技法、精神ともに研鑽を重ねてきた作家である。版表現−シルクスクリーンの魅力と可能性を感じていただきたい。
菅野静香・池田香央里 「わたしたちの世界、透明で密やかな香りに充ちて。」 2011年10月3日~2011年10月15日 女性をモチーフに作品を展開している若手作家・菅野静香・池田香央里による2人展。 菅野静香は女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻および同大学院修士課程にて油彩を学び、 2010年度より同大学洋画研究室にて専任助手を務めている。在学時よりgallery坂巻(東京)に て個展を開催、2009 年にはシェル美術賞展で本江邦夫審査員奨励賞を、2011年に損保ジャ パン美術財団選抜奨励展にて秀作賞を受賞した。 池田香央里は女子美術大学付属高等学校卒業を経て同大学を卒業。 卒業後も制作を続け、今回満を持して展覧会に挑む。 大きな瞳を持つパターン化された少女の顔、繰り返し現れる花や蝶などのモチーフは戦後の少 女画のようでもあり、またただ美しいだけではなく、女性の持つ強さや冷たさ、静かな感情の 発露を感じさせる。現代を生きる女性作家の描く、現代の少女画展といえる。
込戸かんな・池田巳奈 展 2011年9月19日~2011年10月1日 若手作家、込戸 かんな (こみと かんな)と、池田 巳奈(いけだ みな)による2人展。 込戸かんなは女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻および同大学院修士課程にて木彫を学び、2010年度より同大学洋画研究室にて専任助手を務めている。 短期留学を含め数度中国を訪れ山水画についての考査を重ねており、近年では人為的に凹凸をつくった巨大な楠の塊と、その表面の拓本の関係で成立するインスタレーションを中心に作品を発表している。 池田巳奈は女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻および同大学院修士課程にて洋画を学んだ。 在学時から個展・グループ展をかさね、動物の姿をモチーフに、生物の本性が表れているような妖美さを特徴とした作品を発表している。 躍進中のふたりの世界をご堪能ください。
土方朋子×市川裕司/ HIJIKATA Tomoko × ICHIKAWA Yuji 2011年9月5日~2011年9月17日 気鋭の日本画家、土方朋子と市川裕司による二人展。 土方朋子は女子美術大学にて日本画を学び、1999年に女子美術大学大村文子基金第1回パリ賞を受賞、パリ国際芸術都市(Cite des arts)のアトリエにて女子美術大学の研究員として1年間滞在し制作・研究に励んだ。 近年では野外での制作を行っており、個展・グループ展で広く活躍している。 市川裕司は多摩美術大学にて日本画を学ぶ。 個展を中心に、岩絵具を中心とした白色顔料を樹脂膠で透明アクリル板に描画し、画面体を空間へ立体的に展開するアクリル板を支持体としたタブローを展開している。 2010年には伝統的な日本画の世界に現代の表現の地平を切り拓くべく結成された、グループ「META」、日本画出身作家を中心にした日本画の手法を使い、新しい技術やモチーフを取り入れた作品を制作する作家とキュレーターが日本の絵画を模索し外側へと発信する集団「ガロン」に参加。 この意識の高い作家同士が出会ったのは意外にも発表の場ではなく、芸術家たちが集まり田植えや稲刈りをしている田んぼであったという。田んぼという場所にどこか共通感があるのかもしれない。 日本画のこれからの柔軟性と奥深さを感じさせる象徴的な出来事である。 若き日本画のInnovatorsによるこれからの展望が楽しみである。
國盛麻衣佳 「be with underground」 2011年8月29日~2011年9月3日 女子美術大学を卒業・修了した期待の新人作家による新しい視点、感性で制作された作品を紹介する企画展『新しい眼』第4回。 第4回となる本展では、炭坑の歴史文化の継承や再評価を絵画作品やワークショッップなどの表現活動を通して行っている作家・國盛麻衣佳を紹介する。 國盛麻衣佳は1986年生まれ、福岡県大牟田市出身。2008女子美術大学芸術学部絵画学科洋画専攻卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科絵画(壁画)専攻を経て現在は九州大学大学院芸術工学府博士後期課程環境・遺産デザイン学藤原惠洋研究室に在学中。  2008年東京都現代美術館 川俣正[通路]展にて発足した炭鉱研究・クリエイター集団「Coalmine Lab.」に参加、グループメンバーとしても活動している。  2011年3月に織田広喜美術館(福岡)で行ったワークショップ「COAL PAINT Workshop -なりきり作兵衛さん!-」で取り上げた日本の絵師、山本作兵衛の炭坑記録画などが5月26日に国連教育科学文化機関の日本人の作品で初めて記憶遺産に選定されたことは記憶に新しい。 本展では石炭や石炭灰、石灰を画材とした作品に加え、ワークショップ、Coalmine Lab.室長・菊池拓児氏をゲストに向かえギャラリートークを行う。
金藤みなみ展 2011年8月22日~2011年8月27日 女子美術大学を卒業・修了した期待の新人作家による新しい視点、感性で制作された作品を紹介する企画展『新しい眼』第3回。 第3回では、2011年4月に女子美術大学を卒業したばかりのパフォーマー・衣装作家、金藤みなみを紹介する。 金藤みなみは1988年徳島県生まれ、女子美術大学芸術学部絵画学科洋画専攻在学時より衣装作成・パフォーマンスを始める。 現在、多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画領域に在学しながら、小劇場の“イレギュラー系”小道具制作チーム「Nichecraft」http://nichecraft.org/page/ に参加。日本空手道無門会道場にて「道場night」の企画・運営を行った。 本展では古着と樹脂を用いたインスタレーションと、パフォーマンスを発表する。 「I.あるはずの風景を疾走しつづけるなくしもの。 II.損なわれた部品をひっそり(うっかり) とキッチュにすり替えて粘着。 III.日常に潜む心地悪さとささやかな安定感の境界線を緩やかに犯す。 金藤みなみ」
梶浦奈緒子展 2011年8月1日~2011年8月6日 女子美術大学を卒業・修了した期待の新人作家による新しい視点、感性で制作された作品を紹介する企画展『新しい眼』第2回。 第2回は、2011年4月に女子美術大学大学院を終了した日本画家・梶浦奈緒子による個展となる。 梶浦奈緒子は1986年兵庫県生まれ、女子美術大学にて日本画を学ぶ。修士課程在学中の2010 年には第19回佐藤美術館奨学生に選ばれ、また三味線演奏家作曲家・本條秀太郎CD「額田~悠悠閑閑~」「回帰~楽音樹下~」ジャケットデザインを手がけた。 本展では百日紅をモチーフにした連作を発表する。 「次から次へと花を咲かせる百日紅。 この度の作品は、桜の蕾が色づく頃に制作を始めました。 野外での作業は、風や日や水に晒され、いつも以上に天と地の驚異と暖かさを待ちつづける楽しみを与えてくれる。また、水の動きにまかせて色を差す心地よさとでたらめさを気づかせてくれる。 野晒しの画面は正直に水を含み、余分な色は風と流れていく。 作品はいつものように淡々と最小の役割を引き受けて、私を遊びへと触発してくれる 梶浦奈緒子」
《ホワイとギャラリー:white gallery, not why and gallery 》 2011年7月4日~2011年7月30日 女子美術大学 芸術表象専攻研究室による企画展。 《ホワイとギャラリー:white gallery, not why and gallery》 は、会場が少しずついろいろな作品で充たされていくという展覧会です。展示される作品は、あなた自身の作品です。 ルールさえ守れば、誰もが同じ立場で参加することができます。 白い空間は、2週間かけて、様々な想いを込めた作品で充たされていくことになるでしょう。 そして搬出。いろいろな作品で充たされた空間は、今度は逆に、また徐々に元の白い空間に戻っていきます。 ギャラリーは通常、完成した作品をよりよく見てもらうための場所ですが、訪れる人が手にするものは、果たして作品を見るという経験だけなのでしょうか? ギャラリーに足を運ぶことは、ただそれだけで、作品を見るという行為とは違う、何か大切なものをもたらしているのかも知れません。作品体験はもちろんですが、そこを訪れた人との会話やギャラリーのスタッフとの交流もかけがえのないものです。また、出来事はギャラリーの中だけではありません。行き帰りの道すがら考えたことも、体験のひとつとして織り込まれることになるはずです。《ホワイとギャラリー:white gallery, not why and gallery》は、日々作品が増え、変化し続けていく展示です。けれども、変化し続けるのは展示だけでなく、そこへ訪れた私たち自身でもあるのです。
角谷 沙奈美 展 2011年6月20日~2011年7月2日 グループ展を中心に活動中洋画家・角谷 沙奈美(かくたに さなみ)による個展 女子美術大学短期大学部、芸術学部を経て2007年に同大学院修士課程を修了。卒業後も活動を続け、本年度より同大学洋画研究室にて専任助手を務める。 彩度の高い美しい色合い、単純化されたフォルムで描かれているにもかかわらず、画面から感じられるのは異様なほどの静寂である。 心象風景なのか、現実の世界なのか、または完全な創作世界なのか、生々しい程の現実感があるわりに生活感が無い角谷によって描かれた世界は、見る者にささくれのような小さな違和感とすがすがしい孤独を感じさせる。 初個展となる本展、どのような展覧会になるか多いに期待される。 『私は日常の中からテーマを拾い、制作しています。 個々の小さな世界の連続が、外の大きな世界を作っているのならば、 集団の中で埋もれてしまう個人的で些細な出来事や経験の中に、 世界の根源のようなモノを見つけられるのではないかと思うのです。 角谷沙奈美』
萩原 綾乃 展 2011年6月6日~2011年6月18日 絵画やインスタレーションを用いた作品を個展、グループ展を中心に発表している新進気鋭の作家・萩原 綾乃(はぎわら あやの)による個展 女子美術大学および同大学院修士課程にて洋画を学び、本年度より同大学洋画研究室にて専任助手を務める。 萩原の作品の多くは近親者のポートレイトをもとに制作されているが、単なる家族の繋がりを描いているだけではない。 2年前から展開している《ferment》シリーズにおいては、家族が撮影した家族の写真や自分の生きてきた場所の記録、近親者との会話などによるーそれに起因する記憶の混同を含めたー自分を自分たらしめている身体的感覚を再認識し、ミクロとマクロそれぞれのスケール感で可視化されている。 繊細でありながらも剛胆とも言える萩原の作品世界をご堪能いただきたい。
木村みな 「マイオリル」 2011年5月23日~2011年6月4日 日本画家・木村みなによる個展。 女子美術大学および同大学院修士課程にて日本画を学び、修士終了後2002年~2005年まで同大学日本画研究室にて助手を務めた。 2001年から創画会への入選を続け、個展・グループ展での作品発表を行っている。 近年は「自己を取りまく宇宙感」をテーマに制作を積み重ねているが、その「宇宙感」はリリシズムだけに偏ることはなく、極めて自然科学的である。 例えば日が沈めば、日が昇る、というサイクルを1日=24時間に人間は定義づけたが、仮に定義が無くても同じサイクルで行われる。 このような人間には預かりしれない自然の摂理に畏敬の念をいだき、生命体としての花や神の裳裾のようなモチーフを通して表現を追求している。 3年ぶりの個展となる本展、さらなる飛躍が期待される。 『「マイオリル」 「舞い降りる」には、「予期しないものが出現する」という意味があります。予期しないものや、見たこともないものに出くわすと、人は不安になりますが、素直になることができます。  今現在の私たちの生活は、不自然なほど早いスピードにさらされ、私たちを疲弊させています。そのような社会の中で、見る人がゆっくりと素直な気持ちになれるように、ふわりと舞い降りてきたような絵が描けたらと思います。 木村みな』
松下サトル 展 2011年5月9日~2011年5月21日 松下サトルは、個展・グループ展・日本版画協会展等で活躍中の作家であり、また女子美術大学大学院美術研究科修士課程(版画研究領域)および同短期大学造形学科絵画コース(版画)非常勤講師を務めている。 東京藝術大学にて木版画による制作を始め、在学中の81年に日本版画協会展奨励賞を受賞・83年に同大学院修了後、本格的に作家として活動を始める。 また91年頃から木彫などによるオブジェ制作を開始。 独特のフォルムをもつオブジェクトが独特の間により構成される松下の作品は、鑑賞者に物語や音楽を想起させる。そのためか装画に使われたこともしばしば。 95年に女子美術大学版画コースの非常勤講師として就任。以来一人一人の感性を重視した丁寧な指導により柔軟な視野思考を育て、高い技術と修練に裏付けされた多くの木版画家を輩出している。現在の女子美木版画教育の基礎を築き上げた、非常に優れた指導者でもあることも特筆に値する。 水性木版画とオブジェによる本展で、松下サトルの魅力を是非お楽しみいただきたい。
内山良子×片平菜摘子 「木と、水と、和紙と」 2011年4月25日~2011年5月7日 女子美術大学大学院美術研究科修士課程美術専攻版画研究領域を終了した内山良子・片平菜摘子による水性木版画展。 学年こそ違うが共に学部3年次より木版作家である同大学非常勤講師・松下サトルに師事、水性木版画による制作を始めた。 卒業後も制作発表を続け、内山は2006年に春陽会会員推挙、2008年に日本版画協会準会員推挙を受ける。一方片平も在学中の2007よりGallery Jin(東京)にて個展を開催、2010年に日本版画協会準会員推挙を受ける。 内山・片平共に質の高い作品を発表し続けていることを、若くして安定した高い評価を受けていることが証明している。 2人での展覧会は今回がはじめてとなる。どのような展示になるか大いに期待される。
斉藤慶子 展 2011年4月18日~2011年4月23日 女子美術大学卒業の期待の新人展として本年度より企画された『新しい眼』第1回展。 今回は3月に女子美術大学院版画研究領域を修了したばかりの木版画家・斉藤慶子を紹介する。 斉藤慶子は1985年群馬県生まれ。学部4年から本格的に水性木版による制作を始め、公募展・グループ展等で作品発表を行ってきた。2度目の個展となる本展では修了制作として福沢一郎賞を受賞した《angst》を初めとした水性木版画による一連のシリーズを発表する。 「日本の伝統的な水性木版画を使い、日々の出来事や生活する中で感じることを自分なりの抽象形態で表し、心象風景を制作している。 作品を制作するとき、水彩絵の具のドローイングから始める。ところどころにできるシミやにじみ、自分の意志だけでなく偶然できた形を取り込みながら、イメージを作り上げて行く。大まかに版木を彫り、試し刷り、修正し、また試し刷り…。これを何度も繰り返す中で、ぼかしや色の重なり合い彫り跡など、版と絵の具、和紙の織り成す木版画の特徴を生かしながら最も良い色や形を探り、自分にとっても他者にとっても心地よい画面を目指す。 斉藤慶子
野村千夏 木版画展 「-a-と-b-」 2011年4月4日~2011年4月16日 野村千夏は1999年に女子美術大学版画コースを卒業後、多摩美術大学版画科研究生を経て2002年女子美パリ賞を受賞。同年フランス・パリに奨学金研修生として留学し世界中から集まったアーティストたちとともに制作・研究に励んだ。 本展では「-a-と-b-」と題して、伝統的な水性木版技法によるシンプルで鮮やかな新作を発表する。 「かすみ草の花が終わり種が付くとそれはまたとても美しい姿です。 小さくても美しく機能的な木の実や種を観察、採取しその度わくわくし感動します。 そして私にとって版表現にはそんなわくわくする気持ち、小さくても機能的で美しい作品を作りだせるような可能性があるのです。 今回はaとbという言葉からイメージします。 aとbでまったく違うものだったりaの次はbだったり、aがなければbがなかったり、 aとbだけではどうにもならなかったり、aに‘をつけてみたり。
横田 典子 展 2011年3月18日~2011年3月27日 本年度、女子美術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻立体芸術研究領を修了する横田典子による個展。 黒塗りの陶器による異貌の連作、<<土人―TSUCIBITO―>>シリーズを発表する。 土人―TSUCIBITO― involvementインヴォルヴメント――巻き込み、巻き込まれること。もしくは、くるみ合うこと。 土とはなにか――。この問いから《土人―TSUCIBITO―》は生まれた。 土は、たんなる道具ではなく、制作者の意志を代弁するものでもない。土は主張する。 わたしは、土の“意思”を感じる。
飯嶋 桃代 展 2011年3月7日~2011年3月16日 本年度、女子美術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻立体芸術研究領を修了する飯嶋桃代による個展。 パラフィンワックスに古食器や古着を鋳こみ家形に切り出した<<開封のイエ>>シリーズを発表する。 『午前2時。台所で冷蔵庫が唸りをあげている。 人々の痕跡をその躯に刻む日用品は、身内に蓄積させた記憶をときに雄弁に、そして、ときにささやくように語り出す。 その声は唸りとなって「イエ」に共鳴していく。 家族が寝静まった闇夜に鳴り響く静寂ゆえの喧噪とは、事物の記憶の唸りである。 耳を塞ぐのではなく、その唸りを感じると同時に、記憶を染み込ませた事物を床に叩き付ける。 事物は、騒がしいほどの身の上話をやめ、失ったかけらを求め始める。 無くした躯を求める声に、わたしは静かに椅子にもたれ、耳をかそう。 まず、コンセントを抜こうか。飯嶋 桃代』
四つのコトバ 2011年2月21日~2011年3月5日 金沢工芸大学工芸科準教授であり女子美術大学美術学科立体アート専攻非常勤講師・原智と、 GALERIE SOLで活躍中の金属彫刻作家・松尾玲央奈、赤ずきんをモチーフにインスタレーシ ョンを発表している福島さやか、内と外をテーマにした金属彫刻を制作してる佐藤由佳の3人 の女子美出身の若手作家による4人展。
女子美術大学×PENTAX デジタル一眼レフ グラフィックデザインコンペ 作品展 2011年2月14日~2011年2月19日 “女子美術大学”と“PENTAX”との産学連携コラボレーションによる一眼レフカメラの全く新しいグラフィックデザイン提案を目指し、コンペティションを行いました。 老舗同士によるデザイン・コンペティションは、カメラボディーをキャンバスにして絵を描くなど従来のプロダクトデザインで行うカラーリングの枠を遙かに超えた新たな方向性を生み出しました。 個性あふれるコラボレート作品をご高覧下さい。 女子美術大学芸術学部デザイン・工芸学科 教授 山本吉男」 他、PENTAXの新製品紹介、特別ゲストによるデザインカメラの出品を予定しています。
斎藤 あきひこ 展 2011年1月31日~2011年2月12日 個展・グループ展を中心に活躍中の彫刻科、斎藤あきひこによる個展。本展示では自分の育った空気をイメージの源泉に制作したテラコッタ作品を中心に出展する。 現在 女子美術大学芸術学部美術学科立体アート専攻非常勤講師 「強い存在、たしかにそこにある、絶対的なものを造ろうとしてきた。 女か太陽か、はその延長線上にある作品です。 本当に強い存在とは、と考えを進めていくと、 絶対的なものなどなく、どこまでも私的に、それは自分にとってどれだけリアルであるか、と言うところに向かっていきます。 己の内のどうしようもなく消せない物、そっと巣食っているもの、そんなものも造りたくなってきています。 生まれ育った所の空気など、かたちにしていけないかとも思ったりするわけです。 三輪車に乗った子供やダンボールに入れられた仔犬などは、そんな事を思いながら造っています。 彫刻とは?立体で表現する事はいったい、、、、考えていると、まだまだ面白い世界が広がっているようです。 斎藤 あきひこ』
岡本敦生×平戸貢児 2011年1月12日~2011年1月29日 国内外ので広く活躍中の石彫作家であり女子美術大学芸術学部美術学科立体アート専攻で非常勤講師をつとめる岡本敦生と、金属彫刻作家であり環境芸術学会理事、女子美術大学芸術学部美術学科立体アート専攻教授の平戸貢児による2人展。
5works 2010年12月13日~2010年12月27日 出品作家:篠崎京子(絵画) 、佐藤菜緒(木彫)、佐野実果子(塑像) 、藤井瑠香(石彫) 、半澤友美(インスタレーション) 『5works展に寄せてー 大切なことは、自分の好きな事を誠実さと根気強さを持ち、永く続ける事です。 そうすることで努力は魅力に変わります。そのような制作への向かい方を感じる 爽やかな5人の作品展です。是非御高覧下さい                  女子美術大学芸術学部立体アート学科教授 津田裕子』 女子美術大学芸術学部美術学科立体アート専攻 平戸 貢児 教授プロデュース、同専攻 津田 裕子 教授推薦による、 同専攻の助手を中心とした5人展です。
PAPER SPACE ―紙のよるインスタレーションー 2010年11月29日~2010年12月11日 出品作家:小山 欣也(こやま きんや)、小野 文則(おの ふみのり) 協力:女子美術大学芸術学部立体アート学科紙コース 学生有志 女子美術大学芸術学部美術学部立体アート専攻教授・小山欣也と、同専攻非常勤講師であり テキスタイルデザイナーとしても活躍中の小野文則による紙によるインスタレーション。 立体アート専攻・紙コースの学生有志の協力も得て、どのような『PAPER SPACE』が展開 されるのでしょうか。 『紙』による才能の競演をぜひご高覧下さい。
藤倉久美子 展 2010年11月15日~2010年11月27日 藤倉久美子による彫刻展。 藤倉のつくるとろりとしたフォルムの人物像は、愛らしく、土俗的ですらある。それゆえに生きていくという、そのことのリアルに感じさせる。 1976年女子美術短期大学専攻科造形専攻彫塑修了(桑沢巨守に師事)。個展グループ展多数、現在、女子美術大学芸術学部美術学科立体アート専攻教授、自由美術協会会員。
DRESSCODE 02 2010年11月1日~2010年11月13日 出品作家:丹治 莉恵(たんじ りえ)、高 あみ(こう あみ)、栗原 優子(くりはら ゆうこ) 女子美術大学美術学科立体アート専攻教授・平戸貢児プロデュースによる立体アート学科の1期生、2期生の3人展。 彼女たちは、これまで一貫して素材との対話を繰り返し、卒業後も自分自身の意識を高め、作品のクオリティを向上させることで、より自己のイメージを大切にした自由な創作活動を続けて来ました。 今回の展示では、3人の若手作家がどのようなDress codeを披露してくれるのでしょうか。新たな造形表現への挑戦を期待しています。
DRESSCODE 01 2010年10月18日~2010年10月30日 出品作家:大石 泉(おおいし いずみ)、大野 綾子(おおの あやこ)、堀井 寿乃(ほりい としの) 女子美術大学美術学科立体アート専攻教授・平戸貢児プロデュースによる立体アート学科の1期生、2期生の3人展。 作者が如何にリアリティーを感じ素材と対峙するのか… 現代美術の中で彫刻と素材の関係は、大きな要素のひとつです。自由に素材を扱い、豊かな感性と発想で、想いを表現することによって、人の心を打つ作品は生まれます。 今回の展示では、3人の若手作家がどのようなDress codeを披露してくれるのでしょうか。新たな造形表現への挑戦を期待しています。
1517,806km 女子美術大学×沖縄県立芸術大学交流展2010−vol.3 後期 2010年10月4日~2010年10月16日 沖縄県立芸術大学美術工芸学部美術学科彫刻専攻と女子美術大学芸術学部美術学科立体アート専攻による交流展です。第3回目である本展には20名が参加、銀座ギャラリー女子美にて2期に渡って開催いたします。 2008年から毎年開催し、第1回展は女子美ガレリアニケ(東京都杉)にて開催、第2回展はCAMP TALGANIE artistic farm(沖縄県)で開催いたしました。 若手作家たちの多種多様な素材をもちいて発現された豊かな感性と発想をぜひご高覧ください。
1517,806km 女子美術大学×沖縄県立芸術大学交流展2010−vol.3 前期 2010年9月20日~2010年10月2日 沖縄県立芸術大学美術工芸学部美術学科彫刻専攻と女子美術大学芸術学部美術学科立体アート専攻による交流展です。第3回目である本展には20名が参加、銀座ギャラリー女子美にて2期に渡って開催いたします。 2008年から毎年開催し、第1回展は女子美ガレリアニケ(東京都杉)にて開催、第2回展はCAMP TALGANIE artistic farm(沖縄県)で開催いたしました。 若手作家たちの多種多様な素材をもちいて発現された豊かな感性と発想をぜひご高覧ください。
渡辺 治美 展 2010年9月6日~2010年9月18日 渡辺治美による生命をモチーフとした彫刻展。 自分の存在は大いなる自然のほんのちっぽけな一部であるという渡辺の作品は、心の深いところにあるものを内包してやさしく、強く、愛らしい形を持つ。 女子美術短期大学専攻科で桑原巨守教授に師事、同校専攻科造形専攻修了後、1971年より国画会に毎年出品、個展グループ展多数。 現在女子美術大学芸術学部美術学科立体アート専攻教授。
長谷川由美展 2010年8月19日~2010年9月4日 長谷川由美による彫刻展。 長谷川は6~7年前に街で偶然出会ったギター弾きにインスピレーションをうけ、以降モデルをお願いしているという。 『作品は今まで生きてきた自分というものを私におしえてくれる』と語る長谷川の作品はリリカルである。女子美術短期大学専攻科で桑原巨守教授に師事、同校造形専攻修了後、自由美術協会で活躍。個展・グループ展多数。 女子美術大学芸術学部美術学科立体アート専攻非常勤講師を勤めている。
柳井嗣雄展 2010年7月24日~2010年8月9日 柳井嗣雄によるペーパーワーク展。 柳井の作品は、物の在り様を風化して消えてゆく物質的存在と記憶やイメージとして現れる精神的存在とし、「物質と生命の記憶」をテーマにしたインスタレーションを特長とする。 創形美術学校版画科卒業後、パリに渡り、スタンリー・W・ヘイターに師事。銅版画家として活躍する一方で、刷り師として活動する。1985年より紙の作品制作、ペーパーワーク(ファイバーワーク)を開始。独自の紙漉きの方法によるドローイング、オブジェ、ワークショップといった幅広い活動を展開している。 2003年より女子美術大学芸術学部立体アート専攻にて非常勤講師を勤める。
曖昧の培養 柴田菜月展 2010年1月14日~2010年2月20日